シン・ゴジラ 第2形態;エクスプラス 東宝第怪獣シリーズレビュー
えっ!?蒲田に!?
シン・ゴジラの前半に出てきたゴジラ第2形態、通称蒲田くん。エクスプラスの東宝大怪獣シリーズになります。
ではここからレビュー。
全身。身体をくねらせているので、見る角度によって印象が異なります。
頭部アップ。目はクリアパーツで、劇中の雰囲気がよく出ています。無造作に生えた細い牙や、口角が上がり笑っているような口元も再現されてますね。
この形態の時点で口の中には既に舌は無く、後に熱線の発射口となる穴が空いているだけです。
首から胸にかけて。劇中でエラは歩けば揺れるほど柔らかく、体液を撒き散らしていましたね。胸骨が鳥のように出っ張っていて、尖端が尖っています。ここでアスファルトを削りながら這って進みます。
背中。背鰭はこの時点でしっかりと『ゴジラ』です。背中は急激な成長についていけず所々皮膚が裂けているのか、それとも高温の体温で発光しているのか、不気味に赤いです。少しだけ冷えた熔岩のよう。
腕~足にかけて。腕は未形成というより、折り畳まれた腕が皮膚で包まれているという感じでしたね。足は皮膚が余っているのか、ぶよぶよしてそうです。鳥や犬のような獣足。腕を無視して、先に後ろ足だけがしっかりとしたものに進化したってのは面白いな。爪は接地していません。足の外側に小さな爪があるのは知っていましたが、内側にもあったんですね。5本指だったのか。
尻尾の先。ビラビラしています。ここは魚っぽい。
尻尾の下に置くスタンドがついてました。スタンドを使わない場合、身体や足がやや上に持ち上がるのですが、これを置くと劇中のように這う姿勢を取れます。…ですが、つけてもつけなくても大きな差はありません。蒟蒻みたいな色のスタンドです。
この蒲田くん、結構大きくてペットのような存在感があります。フェレットとあまり変わりません。同じエクスプラスの大怪獣シリーズの第3形態(品川くん)&ギガンティックシリーズの第4形態(鎌倉さん)と合わせると、実際のスケールを再現できるのだとか。
エクスプラスの蒲田くん、ずっと欲しかったんですが、やっと手に入れる事ができました。1万円クラスのフィギュアは非可動より可動し劇中に近い造形のモンアツを優先するという私の方向性と、予約受付の頃他に出費があり、様子を見ていたら売りきれてしまい、今までお迎えできなかったのです。7月にゴジラ・ストアで再版の通知があり、すぐに購入しました。1~2日程で売り切れてましたね。蒲田くん人気凄い… お値段も13000円で1万円クラスのモンアツと同等、エクスプラスとしてはお安めでした。それもあって買えたんですけどね。
うちに来た蒲田くん、塗装も質感も細かく大満足なフィギュアになりました。買って良かった♪今現在出ているフィギュアの中では最も劇中に近いのではないでしょうか?そして再現性が高いがゆえに、映画館のスクリーンで蒲田くんの全身が初めて映し出された時の『ひえっ!気持ち悪い!! 』という感覚を思い出してしまいましたよ(笑)今はもう慣れてしまいましたけど。蒲田くんは本来、『可愛い』ではなく『気持ち悪い』なんですよね。いつのまにか愛されキャラになってしまいましたが。クオリティーの高い蒲田くんのフィギュアがずっと欲しかったので良かったです。