キングギドラ 2019;S.H.MonsterArts レビュー
宇宙より飛来せし偽りの王!
キングギドラ2019、通称ドハギドラのモンアツを入手しました。
これまでになく巨大な段ボールで届きました。家電でも入っているのではという大きさです。ルチルもびっくりしていました。
中身は段ボールとほぼ同じサイズでした。手前のネカのドハゴジと比べるとその巨大さが分かってもらえるかと思います。
箱の表と裏。
窓からギドラが見えています。
中身はギドラ本体と、長さが違う翼用のスタンド用のパーツが2種4本、股を支えるスタンド。今回は組立式でした。光線パーツは無し。
全身。これまでの金色のイメージとは違い、黄土色です。
顔。中央は左右と顔つきが違うと聞きましたが区別がつきませんでした(^^;
お腹から伸びた肋骨が、飛行膜で腕と一体になって形成している特徴的な翼。かなり大きく、重たいです。
胸~脚にかけて。このギドラは鳥のように大きく張った胸と獣脚が特徴ですね。
尻尾。鋭いトゲがビッシリと生えています。これで殴られたらただじゃ済まなさそうです…。
これまでに出ているドハギドラのフィギュア(HG D+、ムビモン)と比較。モンアツが1番大きいです。
モンアツドハゴジとほぼ同じ大きさの、ネカのドハゴジと並べてみました。ギドラの大きさが際立ちます。
首は前方には動きますが、後方はまっすぐに伸ばすのが限界なので、劇中でよく見かけた、しなやかな蛇のようなS字型にはできません。
とはいえ前方向にはよく曲がるので、このように覆い被さるような姿勢も取れます。ドハゴジのモンアツだと首が上を向くので、劇中のように首を締めるポーズもできるようですね。
3兄弟の見分け方は、真ん中の長男(通称;イチ)は首のトゲが2列。3頭のリーダーで賢いそうです。
右首の次男(通称;二)は首のトゲが1列で、左側の上から2番目の角が欠けています。気性が最も荒いのだとか。
左首の3男(通称;サン。またはケヴィン)はトゲが1列で角の欠け等はありません。好奇心旺盛で兄達と違う行動をして叱られたり、行動がワンテンポ遅れたり、常に兄達の動きを見ていたりと個性が強く、劇中ではかなり目立っていましたね。
ギドラ各首の名前はドハティ監督がつけたそうです。
ここで何枚か。
予告編で印象的だった、火山頂上での咆哮シーン。
オルカで混乱した長男が、3男にやつあたり。
光線放射!(スペースゴジラのコロナビームを代用。ドハギドラの光線は引力光線なのか電撃なのか、いまいちハッキリしませんでした)
今回、首以外の関節を可動させた画像が無いのは、少しでも身体の重心がずれるとバランスを崩して倒れてしまうからです。翼が大きく重いうえに、翼の付け根がゆるく、うまく立たせないと翼の重心が前に移動してしまい、スタンドをつけていても倒れます。おまけに外れやすいです。自立は基本的に不可能でした(良個体では自立できるものもあるようです)。
塗装も一部分以外は黄土色一色で、のっぺりとした印象。特に羽の裏は黄土色のみで単調。サンプル画像ではもう少し黄色味が強く、従来のギドラの色に近い印象だったので残念ですね。更に、個体差でしょうが口内の塗装が荒く、ピンクの塗料が上顎に跳ねていました。
公式が出しているギドラの画像では、角や首~お腹にかけての鱗や翼の爪、尻尾のトゲがもう少し白っぽいように見えるのですが、そこもほぼ黄土色一色なのでメリハリがありません。
そして顎は捻れており、モンアツ恒例ですがパーツが外れやすい。翼以外にも3男の首が外れやすく、倒さないように気をつけつつ外れた首をつけ直し、動きをつけるのは大変です。
フォロワーさんからの情報で、関節の弛さやバランスの取り辛さ等は改善できるそうなのでやってみようと思います。
ギドラ自体はかっこよく気に入っているのですが、私的にはいろいろと残念な部分が多いモンアツでした。