ゴジラ 2016;エクスプラス 酒井ゆうじ造形コレクション レビュー
まさに人知を超えた完全生物か…
エクスプラス、酒井ゆうじ造形コレクションのゴジラ2016、シン・ゴジラを購入しました。これには限定版、一般販売版と2種類ありますが、私が購入したのは一般販売版となります。限定版は赤のクリアソフビに裏からシルバーを塗っていて、内側から光っているような塗装になっています。
ではレビューしていきますね。
輸送用の段ボール。対比としてシンゴジのモンアツを箱の上に乗せましたが、家電でも入っているのかというような大きさです。
フィギュアが入っている箱もそれなりに大きい。
箱を開けるとこのように収まっていました。
中身。シンゴジ本体に尻尾、尻尾を支えるスタンドに取り扱い説明書の4つ。尻尾は本体の尻尾差し込み口をドライヤーで温めて軟らかくし、差し込みます。
ここから本体のレビュー。
全身。いろいろな角度から。
各部アップ。
頭~首にかけて。
肩~手にかけて。
手のひら。劇中どおりに右の手のひらは黒く、左の手のひらは赤くなっています。
胸。
胸~お腹にかけて。
お腹~脚にかけて。
脚~爪先にかけて。獣脚で、足の甲からは小さい爪が生えています。
足の裏。酒井ゆうじさんのマークがありますね。平成29年2月に原型を作ったって事なのかな。
背中。
尻尾。
骨が絡まったような、特徴的な顔がある尻尾の先。
手持ちのシンゴジ達と比べてみました。
ムービーモンスター通常版と。価格がまるで違うので当然ですが、大きさもクオリティーも段違いです。
リペイント済みS.H.MonsterArtsと。モンアツの大きさはムビモンよりやや大きいぐらいですが、可動を仕込んでいるためシルエットが崩れてしまっていますね。
一番くじA賞と。A賞を手に入れた時は、それまで持っていたフィギュアよりも丁寧な塗装や雛形としての再現度に驚きましたが、今回の劇中版は更にそれを進化させています。特に牙は無造作に重なって生えた1本1本が丁寧に抜かれていて、ほぼ1列のA賞とは違います。そして今まではA賞を大きいと感じていたのに、エクスプラスのこのシンゴジはそれより大きいです。
エクスプラスの他のゴジラ達との対比。
東宝大怪獣シリーズのゴジラ2001(GMKゴジ)と。初期のシリーズのGMKと比べ、爪等の塗装技術が進化していると感じました。
東宝大怪獣シリーズのゴジラ2016第2形態(蒲田くん)と。こちらは最近作られたフィギュアのため、塗装やディテールの表現・再現度に大きな差はありません。
今回、原型師の酒井ゆうじさんはこの劇中モデル製作にあたり、雛形レプリカとこちらのメイキングを参考にし、鎌倉上陸時の再現を目指したそうです。身体の各所から飛び出たトゲやポーズを見ると頷けます。
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(私は持っていませんが)着色検討用(2号)雛形レプリカが雛形版ソフビの決定版なら、こちらは現時点で劇中再現の決定版だと思います。手のひらを上に向け、背筋を伸ばし直立した姿勢の劇中仕様は意外と少ないんですよね。
さて、高価なフィギュアなりに出来は良く、全体的な満足度は高いんですが、実をいうと不満点が無いわけではないです。
1、塗装ハゲがいくつかある事。
2、劇中と同じように、エラの名残の窪んだ部分も赤くしてほしかった。
3、首筋の筋肉が剥き出しの所は、背中や首のつけねのように赤をしっかり出してほしかった(劇中では首筋、えら、背中から尻尾にかけてが特に赤く光っていて目立つ)。本来あまり目立たない脚の方が赤い色がしっかり出てしまっている。
4、右脚に比べて左脚の甲が赤い。
5、足の爪が劇中仕様の茶色系ではなく、白っぽくなっている。
爪の色以外は個体差でしょうし、大量生産である以上仕方の無いところなのでしょうが、やっぱり残念ですね。
いくつか気になるところはありますが、先ほども述べたように満足度はかなり高いです。劇中仕様でクオリティーが高く、大きめのシンゴジのフィギュアが欲しかったので本当に良かった。酒井ゆうじ原型の雛形と劇中を並べたいと思ってましたが、それも実現しました。
https://whitewolf-hiromi.hatenablog.com/entry/2018/08/31/092339
最後にシン・ゴジラ達を並べてみました。まるで成長記録のようです。
最近、出来の良いフィギュアを手に入れる機会が多く、非可動・ハイクオリティーフィギュアの沼にはまりそうです(^^;